10月31日の午後、英徳知社員は家族連れで上海悦苗(ユエミアオ)障害者養護園(以下、悦苗と略称)を訪問しました。当日、悦苗の創設人である呉先生(右上写真年配の方)とボランティア案内担当の劉先生(右上写真の白い服の方)が私たちを迎えてくれました。
悦苗は呉先生が2003年に設立した非営利社会福祉サービス機構
です。出資資金である300万元(約5億3千5百万円)は現在でも大金ですが、当時の呉先生にとってまさに全財産でした。
「設立してから今年で18年目です。非営利機構として様々な苦
難を乗り越え、今日まで成長できたのも沢山のボランティアの助
けがあったからこそです」と、呉先生の言葉からは感謝の気持ち
が溢れていました。

劉先生のご案内の下、弊社社員は悦苗の園内にいる子供たちの状況の解説をうけながら、子供たちの宿舎を見学しました。施設にいる子供たちの殆どは精神障害をもつ患者です。精神障害の重さと性別で宿舎が分けられ、専任の看護師や医療スタッフがお世話をしています。先生のお話から、子供たちの背後には苦しんでいるご家族がいることが分かりました。苦しむ理由はご家庭それぞれで違いますが、自ら子供の面倒を見れず、施設に託さなければならないその無念さははかりしれません。精神障害の子供を見捨てず、同時に、このようなご家庭も見捨てないことこそが悦苗の存在意義でしょう。


見学の後、弊社社員と悦苗の生徒さんで一緒にHalloween Partyを開催しました。
悦苗の生徒さんは手話ダンス付で「ありがとう」と「明日はもっと良くなる」の2曲を歌ってくれました。美しいメロディーと子供たちの
歌声は、イベントに参加した皆の心を温めるものでした。 その後、一緒にハロウィンの小物作りをしながら、写真を撮ったり、食べたり
飲んだり、思い思いにPartyを楽しみました。部屋の中に、明るい笑い声は止まることがなく、心癒されるひとときでした。
